ポールが64年にリンゴが入院した際にビートルズのツアーに同行したセッション・ドラマー、ジミー・ニコルの口癖をヒントに書いた曲。一部、若い頃のジョンを連想させるようなくだりがあるので、ジョンが詞作を手伝ったものと思われます。
ポールのボーカルにNo, I can't complain、Can't get much worthと返すジョンのコーラス・アレンジのセンスが光ります。実際、ポールは最近でもことある毎に、このコーラス・アレンジを引用して、ジョンのセンスを絶賛しています。ジョージは部分的にサポート。イントロのギターは左がジョン、右がジョージ。ジョージ・マーティンのピアノや、ジョージのインド楽器、タンブーラなども効果的。しかし、シンプルでポップな曲で、一歩間違うと単調になってしまう恐れがあるのに、そうなっていないのは、
1コーラス毎に入っている楽器、コーラスのパターンなどのアレンジをガラっと変えているためで、こんなところにも、ポールのセンスが感じられます。