Being For The Benefit Of Mr. Kite!   125
  John Lennon & Paul McCartney
収録アルバム 1967
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band

カイト氏のために
今宵 トランポリンの上でショウが繰り広げられます
ヘンダースン一座が全員登場しますよ
パブロ・ファンクス・フェアで活躍した人達です−−これは見物だ
人間ばかりかフープ蛇やガーター蛇まで出てきて
しまいには本物の火の輪くぐりをするんですからね
K氏はこのようにして世界に挑むのです


著名なK氏は
土曜日にビショップスゲイトでその離れ業を披露いたします
ヘンダースン一座が歌い踊るなか
カイト氏がひらりと輪をくぐり抜けるのです−−どうぞお見逃しなく
K氏とH氏はこれが世界一の出し物であることを
みなさまに保証いたします
ワルツを踊る馬のヘンリーも忘れちゃいけません!


バンドの演奏が6時10分前に始まると
K氏は無言のうちに鮮やかな名人芸をお見せします
くわえて H氏は硬い地面の上で
連続10回の見事なトンボ返りをご覧に入れます
準備にたっぷりと時間をかけましたから
最高のひとときをお過ごしいただけると思います
さあ 今夜の主役はこのカイト氏です!
Insturuments Date

1stG:Fender Japan Stratocaster
BassG:Rickenbacker 4003
Drum Programing & Harpsichord
by Tera Sutcliffe
MTR:Zoom MRS1266
Amp Simulater:Line6 POD2
Microphone:Marshall MXL 992
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ジョンが骨董屋で見つけた19世紀のサーカスの宣伝のポスターをヒントに書いた曲。詞はそのポスターの中の文句をそのまま書き写したもの。サウンド面では大胆なSEが印象的。最初、ジョンはジョージ・マーティンに昔のスティーム・オルガンの音を入れたい、と依頼した。しかし、スティーム・オルガンは手に入らず、そこでマーティンはオルガンを弾き、そのテープを細かく切って、空中に投げ、落ちてきたものから順に繋ぎあわせ、それを変則回転させたり、逆回転させたり、コーラの缶に巻き付けたりして生み出した。それにジョンとジョージ・マーティンのオルガンやジョージ、リンゴ、アシスタント・マネージャーのニール・アスピノールとマル・エヴァンスによるハーモニカなどが、サイケデリックな雰囲気を作り出している。硬い音のギター・ソロはポール。ハモリはジョン自身が担当。ここでも、間奏で唐突な転調が採り入れられている。
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0B0-0860-2


DATE 2008,07,12  minute 2:37
この曲って、歌というより完全にイメージですね。ジョンが幼年期に観たサーカスの思い出を歌にした曲です。当時、なんかワケの解らない曲だと
いう印象しかありませんでしたが、こうしてコピーしてみると、回り続ける循環コードやワルツへの極端な転調、イメージを元にした音づくりなどに
驚かされます。聴覚からイメージの世界へ誘う彼らビートルズの手法は、未だに新鮮ですね。それにしても歌難しすぎ(;´Д`A