工事速報!
−北野の数寄屋−


「北野の数寄屋」着工致しました。これからリアルタイムでお伝えします。

地縄張り・遣り方です。
実際の配置にロープを張って確認します。手前に見える杭に水平に打ち付けられた木はやり方と言って建物の正確な位置と基礎の堀方の深さを示します。 
基礎の鉄筋配筋です。
最近では木造住宅の一般的な基礎形式となりました「べた基礎」と言われる工法です。
基礎全体が強固な船底のような形をしており不同沈下などを生じません。


7/29上棟しました!
幾度となく棟上げを見て参りましたが、幾度見ても棟上げとは良いモノです。
お施主様の喜ばれる顔を見るとこちらも嬉しくなって来ます。竣工時には更に喜ぶお顔を見たいと思う瞬間です。 
8/25 屋根瓦葺き
屋根瓦を葺き上げて行きます。日本伝統のいぶし瓦、やはりいいですね。日本建築の美を表現するひとつでもあります。軒先の瓦は一文字瓦と言って直線で切ったような形状で、数寄屋を表現する瓦です。


9/01 筋交いの金物補強
木造建築の構造にとって大切な筋交いの状況です。柱と梁の交点に取り付く筋交いは、ただ入れれば良いというのではなく、それを強固に固定する補強金物が必要です。
9/08 内部造作
現在の建物内部の様子です。外壁の下地が張られて、内部は造作という敷居や鴨居などの開口部を作ったり、間仕切り壁の下地を作ったりします。


9/19 銘木の選定と確認(某銘木店にて)
一般の住宅ではここまではしないと思いますが、この住宅は数寄屋風で、かなり材料のグレードが高いので、各部分の仕上材を選定しなくてはなりません。床柱、天井板(無垢物)
などの材料を吟味して決定します。
10/06 和室格天井仕上げ張り
先日選定した杉の天井板を張り終えたところです。木製の格子(約45p角)の中に木目を市松に(木目の方向を90度互い違いに)張って行きます。無垢材の為、四辺を固定すると板が割れるので二方止めにしています。

12/01 外壁の仕上
外壁が仕上がりました。壁の白い部分は「新しっくい」と言いまして、昔ながらの漆喰を塗りやすくした材料です。しかし、塗りやすくなったとは言え、それ相応の腕のある職人さんでないといけません。瓦・銅板・漆喰と風情が出てきました。
12/22 内部の仕上
和室は壁のじゅらく塗が完了し、畳、ふすま、障子などが入れられ、完成しました。
写真右側に見える障子の中には62型の超大型テレビが収納されています。
こうして閉じておくと、まるで開口部の一つと思えるようにその存在を消しています。

「北野の数寄屋」は現在建物のみが完了いたしました。来年に外庭と門の工事を施工して全て完了いたします。竣工写真の掲載はそれ以降になりますが、楽しみにしていて下さい。


戻る
All copy right YARD Yoshimura arch office reserved